この記事では、初心者さん向けにエリオット波動を使ってFXトレードで勝つ方法をお伝えします。
・エリオット波動の1波はどうやって見つけるの?
・エリオット波動2波はなぜトレードしないの?
・エリオット波動1波がわかった後は、どうやってトレードするの?
という疑問を抱えている初心者さんの悩みを解決できる記事になっています。
エリオット波動もダウ理論と並んで、FXトレーダーには欠かせない理論だと思います。
エリオット波動を知らなくても、FXで勝っている人はいますが、エリオット波動がわかればトレンド転換もだいたいわかるし、利確位置のおおよその価格帯がわかる理論なので、習得すると、なくてはならないものになりますよ^^
今回はエリオット波動がよくわからない人のために、記事の前半では、『エリオット波動の基本』を解説して、後半は、FXトレードで使えるエリオット波動の1波が見つけ方3ポイントを紹介します。
この記事を読み終えると、『エリオット波動』のスゴさがわかって、『エリオット波動』が見えてくるようになりますよ^^
目次
FXトレードで使うエリオット波動とは
エリオット波動(えりおっとはどう)とは、ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、株式投資についてのテクニカル理論。
この理論によると、相場には「上昇5波動」と「下降3波動」が存在する。
引用元:Wikipedia
ダウ理論もそうでしたけど、エリオット波動も株式投資のテクニカルとして提唱されています。
もちろんFXトレードにも使えます。
ダウ理論って何だっけ?という方は、↓↓下の記事を参照してくださいね。
ダウ理論が少しでもわかるとチャートの見え方が変わってきます^^
⇒FXのダウ理論の弱点回避とダウ理論がわかりやすくなる3つのポイント
株式投資より、FX投資の方がエリオット波動は使いやすいんじゃないかと思ってます。
相場は上昇5波と下降3波が存在するとなってますが、私は下降も5波と数える時もあります。
エリオット波動が使えるのはトレンドが出ている時で、レンジの時は使えません。
と言っても1時間足でレンジだとしても、15分足や5分足ではトレンドを作っているので、絶対使えないということはないですね。
エリオット波動の基本
エリオット波動の基本を画像で見てみましょう。
↑の画像はドル円1時間足です。
エリオット波動はどの足でも見ることができますが、15分以下の短期足で波が荒い時は数えにくいです。
アップトレンドの時は、①➂⑤が上昇波 ②④が下降(調整)波です。
ダウントレンドは①➂⑤が下降波で②④が上昇(調整)波です。
下のチャートはダウントレンドの場合です。
波はあまり細かく数えないでざっくりと見た方がわかりやすいですよ。
FXトレードはエリオット波動とダウ理論でチャートがわかりやすくなる
FXトレードをするなら、エリオット波動とダウ理論の両方がわかると、チャートの見え方が違ってきて、わかりやすくなると思います。
ダウ理論には『トレンドは明確な転換サインが出るまで継続する』という法則があるので、それを信じてエリオット波動を使いながら利益を得ていきます。
例えば、上昇トレンド中の「明確な転換サイン」というのは、エリオット波動でいう4波5波が終了してトレンド転換になるところのことを言っているわけですね。
先ほどのチャートと同じですが、4波5波が終わった後、レンジになっています。
ダウ理論についてはこちらの記事で説明してます。
↓↓
FXのダウ理論の弱点回避とダウ理論がわかりやすくなる3つのポイント
FXトレードで使えるエリオット波動1波の見つけ方3ポイント
FXトレードで使えるエリオット波動の1波の見つけ方はカンタンです。
3ポイントを注意してチャートを見てください。
①レンジ状態のローソク足から強めのローソク足が出現する
②強めのローソク足がネックラインや戻り高値、押し安値をブレイクしている、又は、戻り高値、押し安値に到達している
③20MAをブレイクしている
20MAって何?っていう方は、↓↓下の記事を参照してくださいね^^
⇒FX環境認識で使うインジケーター:移動平均線(MA)とは
↑上の画像ではピンク色の曲線が20MAです。
①の波が20MAを抜けているのが、見えると思います。
「強めのローソク足」というのは、グーンと伸びた大き目のローソク足のことです。
画像にある☆印の「戻り高値」を上に抜けた時は、アップトレンドになる可能性があり、逆に押し安値を下に抜けた時は、ダウントレンドになる可能性があります。
↓↓下のチャートはエリオット波動、下降の1波が出ているところです。
上記の3ポイントが確認できれば、エリオット波動の1波として、トレンドフォローをしていきます。
1波が出た後は、押し目、または戻り目の2波を待ってから3波をとります。
後で、3波の取り方を解説してます。
なぜ1波や2波はとらないのか
なぜ1波や2波はとらないのかというと、1波はいつ出るかわからないし、強めのローソク足が出たとしても、価格はどこまでいくのかわからないからです。
2波は逆張りになってしまうので、これもどこまで行くかわからないからです。
2波は、1波の半値戻りや、フィボナッチリトレースメントで測って61.8の戻りがキレイなパターンですが、半値まで戻らない時もあります。
フィボナッチリトレースメントって何?って方は、↓↓下の記事を参照してくださいね^^
⇒フィボナッチリトレースメントを使ってFXで利益を出す3つのステップ
ただ、日足で1波が確認できたら、調整波の2波の一部を1時間足や4時間足でとることはできます。
なぜ3波をトレードするかというと、3波は1波の長さよりも多少長く伸びるし、押しや戻りがあまりなく進むので、とりやすいってことなんです。
ネックラインが明確にわからない場合もあるんですが、ネックラインがしっかりと確認できた方が強い1波になります。
というのは、ネックラインがあるということはダブルトップやダブルボトムまたは、三尊、逆三尊になっているので、トレンド転換の可能性が強い。ということだからです。
FXのエリオット波動は胡散臭いし当たらない?
「FXトレードのエリオット波動は胡散臭いし当たらないよ。」
と言う人もいますが、相場のすべてがエリオット波動でカウントできるわけではないんです。
レンジ状態ではトレンドが出ていないので、波は数えられませんね。
でも、1時間足がレンジ状態でも、15分足以下の短期足にすればトレンドが出ているところもあるので、波が数えられます。
ただ、短期足15分足以下だと時間帯によっては、波が荒くなりエリオット波動が数えにくくなります。
「わからないよ~」と思っていると見えてこないので、まずもみ合っている状態のローソク足からグーンと伸びたローソク足を探してみると、だんだんと波が見えてきて①波~⑤波が数えられると思います。
エリオット波動4波5波がFXチャートのダブルトップ・ダブルボトムになる
エリオット波動は1波~5波で1つの波が終わりますが、アップトレンドの場合、5波が3波の高値よりかなり伸びた場合、さらにアップトレンドが続く場合があります。
ダウントレンドの場合は、逆に、5波が3波の安値よりかなり伸びた場合、さらにダウントレンドが続く場合があります。
5波が伸びずに3波の高値や安値とほぼ同じになった時は、4波5波がダブルトップ・ダブルボトムになり、トレンド転換のパターンとなります。
ダブルトップ・ダブルボトムはトレンド転換のチャートパターン
ダブルトップ・ダブルボトムはトレンド転換のチャートパターンと聞いたことがあると思います。
なぜだかわかりますか?
エリオット波動を理解すると、「なるほど~」ってわかりますよ^^
上のチャートのようにエリオット波動の3波の高値と同じくらいしか5波が伸びない時は、ダブルトップに見えますね。
これはレンジ状態になったということです。
↑上のチャートの場合は、レンジがしばらく続いて三角持ち合いになっています。
さらにレンジが続いてトリプルトップになったり、5波が3波の高値より多少伸びて、トレンドが続くかなと思ったら、次の波は高値を超えなかった。
そういう時は、三尊になります。
エリオット波動を使ってFXトレードのエントリーポイントを見つける
エリオット波動1波の見つけ方で1波がわかったら、2波の戻りや押しを待って、3波をとります。
FXトレードではトレンドフォローがわかりやすいので、エリオット波動はとっても使えるんです。
どこがエントリーポイントになるかをチャートで説明します。
◆アップトレンド◆
◆ダウントレンド◆
1波を確認したら、2波が終わるのを待ちます。
1波が伸びているところでエントリーしてしまうと、エントリーしたとたんに逆行される。
っていうのがこの場合です。
調整の2波が始まるからです。
伸びてる時は、戻るまで待ちます。20MAに近づくまで待ちます。
だいたい半値かフィボナッチリトレースメントの61.8くらいまで戻りや押しを待ったら、切上げ線(売りトレードをする時)切り下げ線(買いトレードをする時)を引いて、そのラインから出るまで待ちます。
ヒゲだけ出ているのは出たという認識になりません。
しっかりとローソク足が出たら、さらに戻りや押しを待って、次のローソク足が1つ前のローソク足を超えたらエントリーします。
直近高値(アップトレンドの場合)、安値(ダウントレンドの場合)まではほぼ行くので高値、安値ラインの手前に指値をしておけばOKです。
フィボナッチリトレースメントの150.0までは、ほぼ到達するのですが、長期足のサポートやレジスタンスラインがあると、そこで止まる可能性が高いです。
まとめ
FXトレードで使えるエリオット波動1波の見つけ方3ポイント
について書いてきました。
いかがでしたでしょうか。
3ポイントとは、
①レンジ状態のローソク足から強めのローソク足が出現する
②強めのローソク足がネックラインや戻り高値、押し安値をブレイクしている、又は、戻り高値、押し安値に到達している
③20MAをブレイクしている
基本的な3ポイントなので、これに自分なりのルールを足してさらに自信をもってエントリーできるようにするといいと思います。
MA(移動平均線)をさらに加えたり、他のインジケーターを足してもいいと思います。
あまりインジケーターにこだわりすぎても時間のムダなので、まずは3ポイントだけを意識して過去チャートを検証してみるのがいいと思います。
ただ、100%ではないのが、相場の世界です。
どんな時にこのパターンが使えないのかを見極めるのも重要ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
財テクアドバイザーゆんでした。
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よろしくお願いします^^
すっごく勉強になりました。いままでなーんとなくわかっているような、、変な感じでしたが
バッチリ理解できました。
ありがとうございました。
ひろ様
コメントをありがとうございます。
お役に立てて良かったです。
ゆん
丁寧に解説なさっていますね。
1. 上昇5波の発生に関して、前トレンドの終わりを告げる、戻り高値を上抜けた1波を観測する。
2. 調整波の2波が押しを形成する。
3. 3波が発生する。
その3波の値幅を狙うトレードを行う、という説明に対して、
1波~3波をどうやって定義し、どうやって検出・観測するのか。
を突き詰めていけば、
3波を狙うトレード方法を確立していける、という感じですね。
頭が整理された気がします。ありがとうございます。
いとおかし様
コメントをありがとうございます。
1波の判断と2波の終わりの判断を過去チャートで確認してください。
いろいろなパターンがありますが、ご自身に合ったわかりやすい
パターンを見つけることが出来れば、トレードはそんなに難しくありません。
ゆん