この記事ではグランビルの法則を使って、買いと売りのトレードの方法をお伝えします。
グランビルの法則、ダウ理論、エリオット波動、の3つがFX投資をする上では必要な基礎ですね。
ダウ理論って何?という方は、↓↓下の記事を参照してくださいね。
ダウ理論が少しでもわかるとチャートの見え方が変わってきます^^
⇒FXのダウ理論の弱点回避とダウ理論がわかりやすくなる3つのポイント
エリオット波動って何?という方は、↓↓の下の記事を参照してくださいね。
⇒FXトレードで使えるエリオット波動の1波が見つかる3ポイント
この3つとも株式投資で提唱されたものですが、もちろんFXトレードにも使えます。
グランビルの法則には買いのパターンが4つ、売りのパターンが4つあります。
合計8つのパターンをFXチャート画像で見ていきます。
目次
グランビルの法則とは
グランビルの法則というのは、
米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、移動平均線と株価の乖離(かいり)の仕方や方向性を見ることで、株価の先行きを判断する株式投資理論。
移動平均線が長期間下落ないし横ばいで推移した後に上昇に転じ、株価がその移動平均線を下から上へ突き抜けるときは買いなど、買い4通り、売り4通りの8つの法則で成り立っています。引用元:金融・証券用語解説集 | 大和証券
ということですが、文字だとわかりにくいですね(>_<)
ダウ理論、エリオット波動と並んで株式投資家にとっては基本的な理論です。
私はグランビルの法則はあまり意識していませんが、エリオット波動と1波の定義を見ることで、自然にグランビルの法則に沿ってトレードしていることになります。
移動平均線は何日?
グランビルの法則で使う移動平均線(MA)の数値は200MAです。
グランビル氏が提唱したのは日足に200MAを入れてローソク足と移動平均線(MA)の絡みを見ていました。
ただ、日足と200MAではトレード回数が少ないので、デイトレード向きではないですね。
後で日足に200MAを入れたチャートを使って説明しています。
デイトレードでグランビルの法則を使う場合
デイトレードでグランビルの法則を使うなら、
私の場合は、4時間足なら120MA、1時間足なら80MAを入れてローソク足との絡みを見ています。
自分のトレードスタイルに合った移動平均線(MA)でいいと思います。
ただ、あまり小さな数値の移動平均線(MA)を入れると、ローソク足に絡んでばかりいるので、逆にトレードしにくくなりますね。
1時間足なら80MAや100MA
4時間足なら100MAや120MAがいいと思います。
MAには3つの種類がありますが、SMAかEMAを使う人がほとんどだと思います。
SMAでもEMAでも、両方入れてもいいし、どちらか好きな方でもいいと思います。
MAに関しては↓↓下の記事を参照してくださいね^^
使える時間足使えない時間足
グランビルの法則が使える時間足と使えない時間足があるのかというと、どの時間足でも使えます。
でも、グランビルの法則だけでは勝ち続けることは難しいですね。
グランビルの法則の他にエリオット波動、ダウ理論などの基礎がわかって、水平線やトレンドラインをプラスすることで勝てるトレーダーになります。
グランビルの法則を使ったFXトレード手法
グランビルの法則を使ったFXトレード手法ですが、買いのパターン4つ、売りのパターン4つがあります。
下の画像は1時間足に80MAを入れてグランビルの法則を検証したものです。
◆買いの4パターン◆
①トレンド転換の買い
②押し目買い
➂買い増し
④逆張りの買い
◆売りの4パターン◆
①トレンド転換の売り
②戻り売り
➂売り増し
④逆張りの売り
2番が伸びやすい
グランビルの法則では2番が伸びやすいと言われています。
つまり、エリオット波動の3波ですね。
ここで、グランビルの法則と※エリオット波動が繋がってきました!
※エリオット波動については、↓↓下の記事で説明してます。
FXトレードで使えるエリオット波動の1波が見つかる3ポイント
相場によってはエリオット波動の1波と3波が同じくらいしか伸びない時もあります。
そうゆう時はグランビルの3番が伸びることが多いですね。
ダウ理論・エリオット波動・グランビルの法則と1つ1つはバラバラの理論ではなくて、繋がっている理論なんですね。
これがわかった時、結構感動しました!
グランビルの法則をFXチャートでわかりやすく図解
グランビルの法則をFXチャート画像を使ってわかりやすく説明します。
先ほどのチャートを少し大きくしたのを見てみましょう。
◆買いの4パターン◆
①移動平均線が横ばいになってきている
そこを強く抜けていっている
⇒⇒エリオット波動1波
②エリオット波動の1波が出た後、最大乖離が起こって、再び移動平均線に戻ってきたところ
⇒⇒エリオット波動3波
➂勢いがついているので80MAに絡まないで上昇する
④移動平均線を下抜けして、乖離が大きくなった戻りをとる逆張り
◆売りの4パターン◆
①移動平均線が横ばいになってきている
そこを強く抜けていっている
⇒⇒エリオット波動1波
②エリオット波動の1波が出た後、最大乖離が起こって、再び移動平均線に戻ってきたところ
⇒⇒エリオット波動3波
③勢いがついているので80MAに絡まないで下落する
④移動平均線を上抜けして、乖離が大きくなった押しをとる逆張り
グランビルの法則を使って見つけるエントリーポイント
グランビルの法則を使ってエントリーポイントを見つけます。
どの理論も手法もそうですが、1つの理論や1つのインジケーターだけでは勝てません。
FXトレードは、総合的な判断が必要になってきます。
もう一度先ほどのチャート画像を見てください。
買いのエントリーポイント
①のトレンド転換は、エントリーが難しいところです。
過去チャート検証では簡単そうに思えますが、80MAを上に抜けた後、伸びるとは限らないからです。
すぐにまた、下降し始める場合もあります。
それに、上に伸びて行く場合もどこまで伸びるかもわかりません。
(直近高値付近まではほぼ行きます)
①は長めのローソク足が80MAを上に抜けた後、短期足に切り替えて押し目を待って、エントリーがコツです。
利確は直近高値手前にするのがいいですね。
上の画像の場合は、戻り高値の実体部分の価格で指値をしておくのがいいですね。
どの場合もそうですが、ヒゲ先の価格で指値はしない方がいいです。
①はあまり伸びることを期待しないで、さっと終わらせた方が無難です。
②は戻り高値を抜けた後の押しを待ってエントリーするのが勝率が高いです。
画像のエントリーポイントはダブルボトムになっているので、切り下げライン抜けで上に伸びやすい形になっていますね。
③は勢いがついているので、80MAに戻らないこともあります。
このローソク足の並び方だと、切り下げラインが引けないので、水平ラインを引いておいてそこを上に抜けた後、短期足に切り替えて小さな戻りを待って、エントリーするか、1波にフィボナッチリトレースメントをあてます。
フィボナッチリトレースメントって何?って方は、↓↓下の記事を参照してくださいね^^
⇒フィボナッチリトレースメントを使ってFXで利益を出す3つのステップ
150.0を抜けているので、176.4に指値をするか、思い切って200に指値するかです。
③の時点ではどこまで伸びるかは1H足だけ見ててもわからないので、長期足で判断するのが必須です。
④はどこまで落ちるのかはわからないので、切り下げラインを引いてそれを上にブレイクしたら移動平均線までとる方が安全だと思います。
ただ、この場合だと切り下げラインを上抜けした後は、MAまであまり幅がないので、トレードには適さない箇所ですね。
売りのエントリーポイント
①のトレンド転換は、買いと同じくエントリーが難しいところです。
この場合は、直近安値(押し安値)まであまり幅がないので、見送りがいいと思います。
②は押し安値を抜けた後の戻りを待ってエントリーするのが勝率が高いです。
画像のように切り下げ線を引いて抜けのエントリーが安全です。
③のエントリーポイントはダブルトップになっているので、切り上げ線抜けで下に伸びやすい形になっていますね。
④のエントリーポイントも右肩下がりのダブルトップになっているので、エントリーしやすいですが、こちらも買いと同じく80MAまで幅がないので、リスクリワード比が悪い時は見送りがいいですね。
グランビルの法則の基本は日足と200日移動平均線
グランビル氏は日足と200MAでこの法則を提唱していました。
ただ、日足と200MAではなかなかチャンスが来ないので、デイトレードには向かないと思います。
日足のチャートを見てください。
ドル円の日足チャート
↑のチャートで検証すると、グランビルの法則に従うエントリーポイント4つがありました。
10か月間で4つなので、スイングトレーダーならいいですが、デイトレには向きませんよね。
FXトレードをする時に、日足を見ることは絶対なのですが、デイトレードする時間足は4時間足や1時間足なので、その時間足に合わせてMAを設定した方がいいですね。
まとめ
FXチャート画像でわかるグランビルの法則の買いと売り4パターン
を図解してみました。
グランビルを説明する時に、チャート画像ではなくて教科書のようにラインを書いて説明するのがわかりやすいですが、実際のローソク足はキレイには出てくれないですよね。
いつでも教科書のようなチャートだったら簡単に勝てますよね。
そこが相場の難しいところなんですね(>_<)
グランビルの法則も、できたチャートを見てみると、「これって簡単だなぁ」と思うんですが、実際にトレードすると、そんなに簡単には行かないです。
どの理論にしても1つだけで勝ち続けることは出来ないと思います。
トレードが上達するコツは、基礎を学ぶことと、とにかくチャートを見る時間を作ることだと思います。
1日に30分~1時間だけチャートを見て現在勝っているトレーダーは、勝てるようになるまで相当な時間をチャートを見ることに費やしてきてるはずです。
グランビルの①~④のパターンの1つだけでいいので、過去検証をしてみると、少しずつわかることがあると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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