財テクアドバイザーゆんです。
FX取引の注文の種類っていくつかあって、IFD OCOみたいにアルファベットで表すのもあるので、よくわからないですよね。
今回は、FXでトレードする時の注文の種類と注文方法をわかりやすく解説します^^
目次
FX取引の注文の仕方は大きく分けて5つ
FX取引の注文の仕方は大きく分けて5つあります。
①成り行き注文
②指値注文
➂逆指値注文
④予約注文
・IFD(イフダン)
・OCO(オーシーオー)
・IFDOCO(イフダンオーシーオー
⑤トレール注文
上記の5つの注文方法をわかりやすく解説していきますね。
①成り行き注文(市場価格で取引)
【成り行き注文】は、新規でポジションを持つときと、持っているポジションを決済するときに使います。
「今すぐに買いたい」「今すぐに売りたい」という時に使える注文方法です。
リアルタイムで取引されている価格で買ったり売ったりするので、必ず売買が成立します。
取引を必ず約定させたいときには有効な注文方法です。
株の取引だと板情報を見ながら、指値注文を入れることが多いですが、FX取引では、新規のポジションを持つときは、成り行きが多いです。
スキャルピングの場合は、通常、成り行きでトレードします。
ただ、価格は常に動いているので、「今の価格で買いたい!」「今の価格で売りたい!」と思って、クリックしたとしても約定する価格は希望価格とはズレる可能性があります。
「注文価格」と「約定価格」の差を『スリッページ』といいます。
②指値注文(取引する価格を指定)
【指値注文】は価格(レート)を指定する注文方法のことです。
「ドル/円を110円で買う」「ドル/円を112円で売る」というように価格を指定します。
私の場合は、新規ポジションを持つときは、成り行き注文にして、決済は指値注文にしています。
そうすれば、ずっとチャートを見ていなくてもいいからです。
➂逆指値注文
【逆指値注文】は今の価格(レート)より不利な価格で注文する方法です。
新規注文・損切注文・決済注文に使えます。
新規注文の場合
これは、ブレイクアウトのときによく使う注文方法なのですが、100円10銭あたりにレジスタンスラインがあったとして、それをブレイクしたら上昇トレンドが続くというシナリオを立てて、逆指値で「100円50銭で買い」を注文します。
決済注文の場合
逆指値で決済注文を入れる方法です。
アップトレンド相場で買いポジションを持ったとします。(↓↓下に画像があります)
順調に上昇していき、含み益が出ています。
利確の指値は入れてありますが、ポジションが下降に転じるかもしれません。
その場合は、逆指値で決済注文を入れておけば確実に利益を得ることができます。
現在は100円50銭です。
利確の指値は100円80銭に入れてあります。
ただ、動きが鈍いので逆に行く可能性も高くなりました。
もし、逆に行った場合は、「100円40銭になったら売り」の逆指値注文を入れておけば、逆に行ったとしても40銭の利益を得ることができます。
画像で見るとわかりやすいと思います。
指値・逆指値で注文しても、必ず指定した価格で約定するとは限らない。
FX会社によって約定力が違う。
100円50銭で指値注文しても、100円60銭で約定することもある。
「注文価格」と「約定価格」の差を『スリッページ』といいます。
損切注文の場合
逆指値で損切り注文を入れる方法です。
シナリオを立ててポジションを持ったとしても、シナリオ通りに行くとは限らないので、損を限定させるために、損切(ロスカット)を設定しておきます。
その場合に逆指値注文を入れます。
「100円50銭になったら決済」の指値注文を入れました。
もし、逆に行った場合は、「99円50銭になったら損切」の逆指値注文を入れておきます。
そうすれば損失を最小限に抑えることができます。
④予約注文
FX市場は24時間取引が出来るといっても、ずっと見ていることは出来ませんよね。
チャンスを待っていたのに、仕事中や就寝中に新規注文や決済のタイミングを逃してしまうことはよくあります。
その場合に使えるのが、新規注文と決済をまとめて予約する注文方法です。
この注文方法だと、新規注文と決済を自動でしてくれるのでチャートに張り付かなくてもトレードが出来ます。
IFD(イフダン)注文
IFD は「if done」のことで ⇒ もし~がされたら。
という意味です。
新規注文に使えます。
新規注文と同時に決済の注文を出すことが出来ます。
新規注文が成立した時だけ、決済注文が有効になります。
①「ドル/円を100円で買う」の指値注文を入れます。
同時に、②「100円50銭になったら決済」の指値注文を入れました。
IFD(イフダン)で注文すると、
①の「ドル/円を100円で買う」が成立しない場合は、
②の「100円50銭になったら決済」は実行されないようになっています。
OCO(オーシーオー)注文
OCOは「One cancels the other」のことで、1つが成立したら、もう一つはキャンセルされる注文方法です。
成り行きでポジションを持った時に、指値注文で利確を入れ、逆指値注文で損切り設定をするという使い方ができます。
ドル/円を100円で買いました。
①「100円50銭になったら、利食いの売り」注文。
②「99円50銭になったら、損切の売り」注文。
を出します。
①の「100円50銭になったら、利食いの売り」注文が成立した時は、
②の「99円50銭になったら、損切の売り」注文は実行されません。
設定のレートは自分で決めますが、あとは、全て自動で利確か損切をしてくれるので、迷うことがありません。
かなり使える注文方法ですよ^^
IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文
IFO(イフダン)とOCO(オーシーオー)が合わさった注文方法です。
3つの注文を1度に出すことができます。
新規注文と同時に2種類の決済注文を出すことができます。
新規注文が成立しない場合は、残りの注文は実行されないようになっています。
①「ドル/円を100円で買う」の注文を入れます。
②「100円50銭になったら決済の売り」注文を入れ、「99円50銭になったら、損切の売り」注文も入れます。
①「ドル/円を100円で買う」の注文が成立しない場合は、
②の「100円50銭になったら、利食いの売り」と
「99円50銭になったら、損切の売り」注文は実行されません。
⑤トレール注文
トレール注文は、トレーリングストップ注文ともいいます。
買い注文を入れたときに、レートが上昇するとともに逆指値注文の値も上昇していく注文方法です。
レートが上昇していくのに合わせて設定したトレール幅を保つので、
大きく伸びる相場のときに有効です。
買い注文のときは上昇したときだけトレールが実行され、下落したときはレートについていかないので、損失は限定されながら利益確定が狙えます。
土日の注文
土日は世界中のメインの取引所が休場のため注文を入れることができません。
日本の土曜日の早朝まではニューヨーク市場が開いているので、その時間までは注文を入れることができます。
決済注文も入れられます。
決済注文はいいのですが、新規の注文は月曜日の相場が始まってから入れた方がいいですね。
月曜日は窓開けといって、土曜日の朝の終値からレートが飛ぶことがあるので、注意が必要です。
月曜日に注文を入れるとしても、東京市場では様子見の場合が多いので、相場が動き始めてからの新規注文をおすすめします。
取引時間はサマータイムとウインタータイムによって1時間の違いがあります。
また、FX会社によっても多少の取引時間の違いがあります。
月曜日の取引開始時間はサマータイムもウインタータイムも7時~のところが多いです。
土曜日の取引終了はウインタータイムは6時40分や50分終了、サマータイムは5時40分や50分終了と違いがあるので、自分の取引しているFX会社にあらかじめ確認した方がいいですね。
まとめ
FX取引の5つの注文の種類と注文方法をわかりやすく解説
について書いてきました。
注文方法は大きく分けて5つありました。
①成り行き注文
②指値注文
➂逆指値注文
④予約注文
・IFD
・OCO
I・FDOCO
⑤トレール注文
上記の5つでしたね。
各注文方法は1度やってみると「なるほど~」とわかるので、デモトレードで試してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
財テクアドバイザーゆんでした。
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